東龍 45点
ラーメン激戦区の一つ、京都で私が一番お気に入りのラーメン屋、東龍の紹介です。土曜日の1時30分ごろ到着しましたが、8人ほど並んでいました。よく通っていたのは8年ぐらい前だったのですが、その時に比べてお店のサイズが半分くらいになっています。隣にあるラーメン屋、福仙楼を作るためです。同じ店主のお店なのですが、昔からラーメン屋を2件並べて、お客さんにその日の気分でどっちを食べるか選んでもらいたい、という夢があったと、昔店主から直接お伺いしました。そのため一度に捌ける人数が減ってしまい、並びが発生しているのはちょっと残念ではあります。
20分ほど待ってなんとか入店。
欲張り東龍そば(880円)をオーダー。これは普通の東龍そば(650円)に比べて麺大盛り+チャーシュー大盛り+味玉子が付いています。
雰囲気
店員さんの愛想も良くテキパキとしています。私が知っている頃のスタッフはいらっしゃらなかったですが、その頃の爽やかな雰囲気は一切変わっていません。かかっている音楽やインテリアも、女性にも受け入れやすいもので、女性のお客さんが多いのも特徴だと思います。
麺
8年前の当時と比べると麺、具、スープ全てに対して変更が確認できました。コストの削減か、味のアップデートを狙ったものなのかまではわかりませんが。。。
8年前当時は麺は細めの縮れとストレート麺で選択可能でした。
現在はストレート麺一択になっています。ただし、上記のストレート麺に比べて、舌触りやスープとの絡み方が変わっていましたので、下記に記載するスープの変更に合わせて、変更したものと思われます。スープを変更するから麺も合わせて変更する、という姿勢がファンには嬉しいです。主張がある麺ではないですが、美味しいです。
スープ
ベジポタスープの元祖ではないでしょうか。とろりと黄色い塩味のスープはトンコツと鶏ガラの豊潤なコクだけを残してこってりというよりクリーミィという表現がぴったりです。8年前と比べると、そのとろり感がかなり増しました。大盛りであったことも影響しているかもしれませんが、普通に麺を完食するだけで、スープが元々の1/3くらいになっていました。麺とスープが絡んでいる証拠です。東龍の最大のアピールポインとはスープの味です。野菜を相当時間煮込んでとかしたスープは、他のお店では食べられません。一緒に行った外国人留学生が美味しい美味しいといって全て飲み干した、なんてこともありました。
きわめつけは、各テーブルに鎮座しているピリ辛ニラ麻油。モンゴル塩と唐辛子とごま油が絶妙に絡んだニラが、スープの味を少しピリ辛に変えてくれます。一杯目は普通に食べて、替え玉ではこのニラを入れる、という食べ方がおすすめです。注意したいのは、このニラ、単品でも美味しくて、ラーメンが来る前に食べすぎちゃうことなんですね。舌がバカになってしまい、せっかくのラーメンの味がわからなくなってしまいます。
具
8年前と比べると、トップのざく切りのネギの形状が変わりました。チャーシューにも言えることですが、この東龍そば、麺を持ち上げ口に運んだ時に、具やスープも口にはこばれる思想になっているんですよね。そこが素晴らしいところで、特に意識しなくても、全てが絡み合った状態で咀嚼できる。ここまで計算されたラーメンはそう多くないと思います。チャーシューは薄切りですが、かなり薄切りなので、ぜひ追加で頼んでいただいきたいところです。
コスパ
これだけこだわりのある東龍そばが650円かつニラが無料であることを考えると、かなりコスパが高いと言えると思います。
おすすめです。
勝手に採点 総合45点
9★★★★★★★★★☆ 雰囲気(10点満点)
8★★★★★★☆☆☆☆ 麺(10点満点)
10★★★★★★★★★★ スープ(10点満点)
9★★★★★★★★★☆ 具(10点満点)
9★★★★★★★★★☆ コスパ(10点満点)
東龍
電話番号 075-703-0900
営業時間 変更が多いです。下記のホームページを参考ください。
定休日 水曜日